【eイヤホン】不良品をごねまくって返品した話【初期不良】
以前、かの有名なイヤホン・ヘッドホン専門店eイヤホンで中古イヤホンを購入しましたが、不良品でしたので、eイヤホンに返金してもらいました。
返金してもらうまでの道のりがかなり過酷だったので、記事にします。
中古でイヤホンを買ったのですが、左チャンネルからチリチリとノイズが発生する不良個体でした。明らかな不具合を前にしてそれを我慢して使い続けるわけにもいかず、eイヤホンに問い合わせました。
「お世話になります。そちらで購入したイヤホンですが、左側からノイズが発生していますので、返金していただきたいです。」とメールを送り、問題のイヤホンをeイヤホンまで返送して回答を待ちます。
翌日、メールが来て、その内容はこのようなものでした。「ご指摘のノイズは確認できませんでした。」この返答にはやや驚いたのですが、その時は私の聞き違いの早とちりだったかなと思いました。
そんなわけで例のイヤホンはこちらに戻ってきたわけです。専門店のスタッフの検査を通ったイヤホンなわけです。おかしな音がするはずがありません。そう思い、音楽を再生すると、そこには依然としてノイズがありました。このあたりで怒りがふつふつと湧いてきたのですが、ちょっとキレそうなのをこらえて、様々なテストを行います。
まずはアンプを別のものにしてみます。上流の不具合かもしれないからです。うちにある全ての機器に繋いで試しましたが、ノイズは存在し続けます。これは完全にイヤホン側の問題であると確信しました。専門店の店員のくせに耳が悪いなあとか思いつつ、eイヤホンの問い合わせフォームを開きます。
「そちらは問題ないとおっしゃいましたけど、こちらではやはり異音がするのですが、もう一度確かめてもらえませんか。」とメールをします。
翌日早速返信があり、もう一度チェックするから着払いで送れとのことでしたので、また返送します。これで二回目です。着払いで申し訳ないな・・・と思わないでもないですが、返送しました。この時までは、店員だって人間だし、ノイズを聞き逃す事くらいあろうと楽観的に考えていました。
「ノイズは確認できませんでした。」
流石にキレました。明らかにノイズがあるのに!
仕方がないので録音することにしました。問題のイヤホンと正常なイヤホンの2つを録音します。イヤホンを録音できる機材なんてないのでスマホです。スマホの通話用マイクにイヤホンの出音口をあてての録音です。こんなしょぼい方法で違いがわかるか不安でしたが、大丈夫でした。そして録音データをDAWで表示して、視覚的にもノイズの存在を確認しました。
そして、三度目のお問い合わせをします。「何度もすみません。やっぱり異音がします。改めてしっかりとチェックしてください。そして返金してください。」かなり強く出たと思います。
「着払いで送ってください。」三度目です。よく三度も送らせたなと思いますね。送料だけで1000円くらいかかってますし、向こうからすればこちらはただのめんどくさいクレーマーですから。
そして三度目の返送と三度目の「確認できません」メールです。もういい加減にしてくれと思いました。そこで、「ノイズの録音データもあるのですが、それを送りましょうか。」と返信しました。
するとどうでしょう!「返金させていただきます」とのメールが!私の勝ちです。しつこくねばった甲斐があります。向こうにしてみればクソ面倒くさい客でしょうけども。
そうして、返金してもらったのです。正直、彼らは耳がクソ悪いと思いますが、対応はめちゃくちゃいいと思います。こんなクレーマー、普通は無視ですから。
しかし思うのは、専門店で働くなら耳を鍛えてからにして欲しいですね。知識もなくて耳も悪い店員ばかりでは、品ぞろえが良いだけの店でしかありませんので。
しかし、専門店の店員ともあろう者がこうもはっきりと顕れるノイズを聞き逃すことがありえましょうか?仮にノイズを知覚できない程度の耳のレベルだとして、何本もイヤホンやケーブル、アンプ類を所有したところで意味があるのか甚だ疑問です。
やはり、彼らが意図的にノイズを認知しなかったのではないかと思ってしまいます。返金したくないから?あるいはそもそも問題のイヤホンの音を聞いていなかったとか、色々考えられてしまいます。彼らの対応はちょっと不誠実というか、音の知覚が極めて主観的で、他者との共有が難しいというのを悪用しているように感じてしまわなくもないです。(ノイズの存在を視覚的にわかる形で証明したら、返金に応じたことから。)
結果的に返金はしてもらえましたが、彼らはなかなか返金したがりませんし、不良を認めたがりません。スタッフの耳が悪いのか会社の体質が悪いのか知りませんけど、こういうのは不愉快ですし、店の信頼にも関わる問題だと思います。
不良発覚からの返金までには、しんどい道のりが待っています。eイヤホンで買い物するには、私のように図太く、相手の迷惑を顧みずにメールを送り続ける精神力が必須です。
彼らは頑固ですが、だからといって我々消費者が安易に泣き寝入りするのもどうかと思います。そういう消費者の弱気な態度は、彼らをつけあがらせるばかりですから。