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Roon+TIDAL+HQPlayerとJPLAY【オーディオ】

流行りの音楽のサブスクストリーミングを契約してみた。もちろんTIDALを選んだ。それと同時にオーディオマニアの間で評判のRoonも始めてみた。
周りを見渡してみると、友人のほとんど全員が何かしらの音楽ストリーミングサービスを契約していた。instagramのstoriesにお気に入りの曲をシェアしているのをよく見る。ストリーミングなんて・・・と敬遠していたが、聞くところによるととても便利なんだそうなので物は試しとTIDALを契約してみたというわけ。

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TIDALだけじゃ音質的には物足りない。普段はJRiver+JPLAYでダウンロードしたハイレゾファイルを聴いているので、それ相当の音で聴きたいし、それに今まで購入してきた音楽も同じアプリ内で聴きたい。いちいちTIDALアプリとJRiverを行ったり来たりするのは面倒だから。

そういうわけなのでついでにRoonも始めた。

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RoonとTIDALの組み合わせはすごい。

さらにRoonとHQPlayerと連携させることで、TIDALの膨大な曲数のうちどんな曲でも高音質で再生できる様になった。もちろん、パソコンのストレージに保存されている音楽もそのままRoonに読み込んで再生できる。

TIDALと保有する楽曲を一つのライブラリーに統合できてすごく便利になった。

また、データベースから再生中の楽曲の説明やそのアーティストの説明文を表示してくれる機能やリコメンドが適切でとても気に入った。

 

TIDALのおかげでマンネリ化していたリスニングが新鮮さを取り戻した。ライブラリからお気に入りの曲を聴くのもいいけど、未知の音楽に出会う体験はやっぱり素晴らしい。

リコメンドに任せて音楽を垂れ流しにするのが良い。流れてきた曲が気に入ったら収録されているアルバムまで辿ってみる。そして他の曲も好きだったらアルバムをライブラリに追加して、アーティストをフォローする。

こういうのを繰り返してどんどんと自分の領域を広げていくのが楽しい。

 

オーディオオタクとして気になるのはやっぱりその音質である。TIDALでは、CD相当(44.1kHz/16bit)はロスレスFLACで、ハイレゾはMQAで配信されるのでフォーマット的には申し分ない。ちなみにMQAはロスレスじゃなくてロッシー。つまりMP3とかと同じ非可逆圧縮なのです。

それではRoonの実力はどうだろうか。Roon単体で聴いてみるが、全然良い。普段のJRiverとさして変わらないように思えたが、若干JRiverの方が立体感があってよかったと記憶している。JPLAYの効果かもしれない。

 

HQPlayerは既に持っていたのでRoonと連携させてみると、すごく良くなった。やはりHQPlayerの効力はすごい!

分離感と解像度が全然違う。やっぱりフィルターのおかげなのだろうか。

フィルターはsincMとshapedでDXDまでアップサンプリングしている。HQPlayerは驚異の1536kHzまでのアップサンプリングに対応しているが、我が家のDACが受けられる最大のサンプリングレートが384kHzなのでそこまでにして置いている。

アップサンプリングの効果なのか、情報量が格段に増える。解像度、分離感もアップする。384kHzまでやると、かなり音がほぐれていい。

HQPlayerは音こそ最高だが、UIがあまりに貧弱なので常用は出来ないでいた。がしかし、roonが使えればなんの問題もない。正に鬼に金棒!

 

だめ押しにHQPlayerのASIOドライバーをJPLAYドライバーにしてみたら、更にいい感じになった。JPLAYは、音を根本的にアップグレードするというよりは”香り”を付ける程度のもの。スパイスとも言えよう。

有ろうが無かろうが言葉にできる程の大きな違いは生じない。だが、有ると矢張り音の品格が変わってくる。濃密な空気感が醸成されて、音場がふわっとエアリーに広がる。これはマグネチックウェイブガイドの効果にも似ている。

JPLAYはDACLinkの値をいじることで音質傾向を調整できる。値が高いほど音はなめらかに、安定性は悪くなる。低いとその逆で、キレのある音になり、安定性は良くなる。DDCもあるので、1000Hzでも十分安定するけど、やっぱり怖いのでかな低い数値にしてる。ちなみにこの値は環境に依存する。

 

取り敢えず持っているもの全部を組み合わせた感じ。買ったものは無駄にしたくない・・・。いわゆる貧乏性である。

なにはともあれ、万全の体制だ。HQPとJplayのおかげどんな音源が来ても対応できる。

 

TIDALやroonに手を出したということは、無限に広い非オーディオ的領域が開けたということ。ストリーミングである限りルーターやLANケーブルにも配慮しなくてはいけないし、roonはPCを数台に分けたほうが音が良いらしいので、そのへんも色々と考えなくてはいけない。

今まではHDDの音源をPCで再生するというローカルなシステムだったので、そこまで考える必要は無かったんだけど・・・。

正直、そんな広い範囲のことを考えるのは面倒だし手も予算も回らないんですよね。直接オーディオっぽいところ(DACとかアンプ)で既に一杯いっぱいなんです。ちょうど今はDAC電源ケーブルをどうしようかと考えているところな訳で、ルーターのACアダプターとかLANケーブルとか、コントロールPCと再生PCの分離とかは後回しにしたい。(余り物で武装するくらいで丁度良いのではないかと思っています。)クロックも欲しいし、HTPCも欲しいし、ケーブルも・・・、と言ってるといつまでも周辺機器までたどり着けませんね。

 

だが、楽しみが増えたとポジティブに捉えることもできるかも。

 

ネットワークオーディオは面倒だからやらないとブログに書いたけど、結局。(ネットワークオーディオとは違うかも知れないけどそのへんの厳密な定義は知りません。詳しく体系的に解説して欲しいものです。)楽曲データはNASに保存し、PCでそれを受け(TIDALも)、それからトラポに受け渡す?いやあ、ややこしいし、各人いろんな接続の仕方をしているのでどれが良いのかも分からない。ともあれ、やっぱPCは一台にしたい・・・。

 

でも結論、TIDALとroonを契約してよかった。音楽を聴くという点においてはroon+ストリーミングは最強かも。操作性も抜群に良いので。