ヘッドホンでオーディオ!

ヘッドホンでオーディオを楽しむブログです。

本ブログについて

ヘッドホンでオーディオ!にアクセスしてくださりありがとうございます。このブログではヘッドホンを中心に据えて、PCを用いたデスクトップオーディオの記事を書いていくつもりです。

ヘッドホンに思うこと

 スピーカーは昨今の住宅事情から使える人が限られているので、オーディオに興味を持った人がまずはじめに検討するのはヘッドホンかイヤホンだと思います。ヘッドホンなら空間を占領せず、音楽を聴く時間帯を選ぶ必要もないので現代人の生活に適していると考えています。「音量を気にして存分に音楽を聴けない、苦情が怖くて夜間は音を鳴らせない。だから音楽を最高の状態で聴けるのは休日だけ。」というのは少し悲しいです。なぜなら、音楽やオーディオは生活に寄り添っているべきだと考えるからです。音楽という芸術・文化は常に人とともにあるべきなのです。

 周囲にびくびくしながらスピーカーを使うくらいならいっそヘッドホンに乗り換えた方が幸せになれるのではないかと思います。

ヘッドホンの音質・性能の向上も近年はめざましく、ピュアオーディオに用いられるようなハイエンドな機材のポテンシャルを受け止めるだけの器があります。スピーカーでなくては追求できなかった高音質の世界は、今ではヘッドホンによっても十分にこれを楽しむことが出来ます。

 

 今あるデジタルオーディオの形態はおおよそ3つあり、1つ目にCDプレーヤーでCDを聴くやり方、2つ目にPCとUSB DACを使ったやり方、最後にネットワークオーディオです。

 CDプレーヤーはおおよそ30年の歴史のある完成された分野で、音質も非常に良いと感じていますが、ハイレゾ音源に対応出来ないことや、空間的制約を課する物理メディアの取り扱いが基本であること、さらに音楽のダウンロード販売やストリーミングが主流であるこの時流においては先の短いハードであると考えざるを得ません。

 パソコンであればCDにもDL販売にもハイレゾにも、さらにストリーミングにも対応できる柔軟性と利便性があり、組み合わせるUSB DACの方も殆ど成熟している状態です。始めるには、すでに持っているPCにDACを追加するだけですので、オーディオを始める心理的ハードルもかなり低いのではないかと思います。より良い音でストリーミングサービスを楽しみたいという要望にも簡単に答えることが出来ます。最近では中国製の安価で高品位なDACが多く出回っており、オーディオの導入に伴う金銭的なハードルの方も高くはないです。しかしながら、オーディオのグレードを上げていくと、PCが汎用機ゆえの限界に達してしまいます。ノイズ対策やPCのチューニングなど、音質対策は多岐に渡り、PCオーディオの最大のメリットであった利便性までもが失われかねないという始末です。

 そこで、ネットワークオーディオが登場するのですが、こちらは利便性を維持しつつも専用機なので音の方も良いです。しかし、導入コストがやや高くなりがちで、システム全体を構成するコンポーネントの数が膨大になり、その構築もやや難易度が高いと思われます。コンポーネントが多い分、音質対策も非常に困難になるので、トータルで見ればPCオーディオもNTオーディオも似たりよったりというわけです。加えてですが、けだしNTオーディオはスピーカーユーザーを対象にしている嫌いがあります。スピーカーやアンプ類から数m離れたリスニングポイントからスマホタブレットから楽曲を選んで再生するというふうな使用方法を想定していると思います。しかし、ヘッドホンはすぐ隣の作業机に置いてあるのが一般的だと思います。その場合、目の前にはPCがあるのではないでしょうか。すぐ手の届くところにコントロールバイスがあるのに、あえてスマホで操作を行うというのは非合理的に思えます。

それならば、導入コストの安いPCオーディオの方に分があると思うのです。

最後に

 このブログが、そういった、PC・デスクトップオーディオをこれから始める人、もうすでに楽しんでいる人たちの音質向上の参考になれば嬉しいと思っています。

私は全くお金持ちではありませんから、基本的にコスパ重視の機材を選んでいます。そのためこのブログにはこじんまりとした音質改善の記事しかあがらないのですが、寧ろその方が、多くの人にとって参考になると考えています。

 オーディオの音質改善に関する記事の他にも、レビューや短いエッセーなども書きますが、製品についてあまり良いことは書かないつもりです。つまり悪口ばかりの記事を書くということです。

気分を害するから悪口は書くなという風潮が起こりつつあるようにも見えますが、毒にも薬にもならないような絶賛レビューよりはなにかの役に立つと思います。

 なにはともあれ多くの人とオーディオの楽しさとかをシェアできたら嬉しいです。

 

noteの方もどうぞ。メモです。

elenium|note